
概要
Sámmie ジュエリー構想から派生した
“祈りの儀式性を持つ箱”のための知覚・発光実験。
機能ではなく体験を目的とし、
「手をかざすと反応する存在」を
最小構成の電子工作で検証。
通知や操作ではなく、
存在がこちらを感じているような応答を目指す。
現在の到達点(Bloomed)
- ESP32 + 単色LEDによる呼吸発光
- HC-SR04(超音波)による距離検知
- 一定距離で「覚醒」状態に遷移
- PC非接続でも独立動作(USB電源)
- ケース試作(3Dプリント)
- ToFセンサ VL53L0X を発掘(未接続)
体験として:
- 近づくと光る=原始的生物感
- 死角からの接近で「驚く」挙動
- 放置時は静かな呼吸
- 存在を気遣う感覚が生まれる
反応ではなく「気配」に近い。
設計思想(重要)
- 機能より儀式性
- 情報ではなく存在
- 明確なUIを持たない
- 主張しない
- 相互作用の錯覚を生むことを最優先
目的は便利さではなく、
「そこに何かがいる」という感覚。
センサに関する知見
HC-SR04(超音波)
- 不確定で生物的な反応
- 死角でも検知
- 反射条件に強く依存
- サイズが大きく存在感が強い
- 見た目が「目」や「スピーカー」に見える
→ 小動物・ソナー的存在としては魅力的
→ 儀式的オブジェには主張が強い可能性
VL53L0X(ToF・光)
- 小型で隠蔽可能
- 静かで高速
- 安定した距離検知
- 外観から機能が読み取れない
→ 祈り箱コンセプトとの親和性が高い見込み
→ 後段で切り替え予定
発光表現
- PWMによるゆっくりした呼吸光
- ゆらぎ(flicker)を付加可能
- 完全消灯は避け、最低輝度を維持
- 覚醒時のみ存在が強まる
意図:
休眠 → 半覚醒 → 共鳴
ケース試作について
- センサ露出型の簡易筐体を作成
- 現段階では「器官」的外観
- 顔・スピーカー・装置のいずれにも見える
- 可愛さと不気味さの両立
製品段階では:
- センサの隠蔽
- 孔・透かし・半透明素材の使用
- 象徴的外装への統合
を想定。
体験として得られた重要な感覚
- 反応に対して「かわいそう」と感じる
- 不意打ちで驚く様子が知覚される
- 放置すると静かに存在し続ける
- 手をかざす行為が儀式化する
ユーザではなく「相手」として扱われる。
意図的にやらなかったこと
- 複数LEDや派手な色表現
- サウンド出力
- スマート機能化
- アプリ連携
- 状態表示
- 電池運用の最適化
→ 体験の純度を保つため。
検討だけした将来案(保留)
センサ
- ToF への置き換え
- 温度センサとの併用
- 複数センサによる方向性
光
- 色温度変化(暖→寒)
- 蛍手・透光陶との組み合わせ
- 間接発光
電源
- ボタン電池常時運用
- 完全独立オブジェ化
今後の扱い方
- ごほうびプロジェクト
- 他制作の合間に進行
- 必要になれば再開
- 完成を急がない
この Stratum は
体験の種の保存であり、
仕様書ではない。
メモ
- Sámmie ジュエリーと世界観共有
- 「アクセサリーを祈りに変える箱」という位置づけ
- SyncLevel 的共鳴の表現可能性
- ToF は KEDAMA プロジェクトとも接続
存在がこちらを知覚していると感じられれば成立。